寮長ブログ

100年続く佐賀県民寮「松濤学舎」で寮長してます!

4月 松濤学舎 入舎式 

2年前、私が東京に来た日を思い出した。

 

桜と雪が混ざり合う雪桜を見たのは初めてで、異世界東京を実感したことを。

 

みなさん、初めまして佐賀県民寮「松濤学舎」で寮長を務めさせていただいております。

 

新3年生!

 

3年の藤井祐聖と申します。大学では経営学を専攻しております。

 

昨年、松濤学舎は100周年の歴史を刻みました。100周年記念式典をはじめとする様々なイベントはコロナウイルスの影響により、行うことができず、寮としての動きが100年にして止まってしまいました。

 

そして、101年目の新たな始まりの年にもかかわらず、コロナウイルスは終息の兆しも見えてきません。

 

そこで、動きが止まっている松濤学舎をなんとかしたいと思い、

 

寮長ブログをここに記していこうと思います。

 

また、松濤学舎は来年女子寮プロジェクトが進んでおります。そこで、これまでの歴史を遡りながら、大きく変わる前の松濤学舎をここに記すことで、歴史を鮮明に残すことができればと思っております。

 

4月、今回は、松濤学舎の「入社式」についてです。

 

「入社式」

 

昨年同様、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、9名の新たな入舎生を迎えることができたこと、本当に嬉しく思います。

 

昨年同様、入社式では食堂に等間隔で座り、マスク着用で厳粛に行われました。

 

入社式の様子

 

全て、私たち学生で準備をし、お偉いさんの言葉を頂戴しながら式は進んでいきます。

 

最も印象に残っているのは、松濤学舎を卒寮されたお偉いさんの言葉です。

 

「 欲求のレベルが上がっていくこと 」

 

私たちは、佐賀県の田舎から上京してきた集団であり、右も左も分からない田舎者です。

 

欲求のレベルが上がっていくこと、と聞いたときはこのように解釈しました。

 

欲求の強さが増すこと。勉強でも、スポーツでも、恋愛でもなんでも欲求に対する強さが増すことと考えたのです。

 

しかし、意味は全く異なっていました。

 

欲求のレベルが上がることを、マズロー欲求段階説をもとに説明されました。

 

欲求のレベルが上がると、自己実現に至る。自分を理想の姿に変えることができる。

 

そして、自己実現をしたのちに、自己を超越して、他者への配慮も可能になり、他人の欲求へと入り込むことができる。

 

そのためには、まず、「自分自身の欲求を知る」必要があると述べられました。

 

どこかで聞いたことがある話でしたが、今まで聞いた中で最も刺さる言葉で伝えていただきました。

 

新たに入舎した9名の1年生には自分の欲求を知るために、松濤学舎の仲間と切磋琢磨しながら自己を探求し続けて欲しいと思います。

 

 

さて、そのようなありがたいお話を聞きながら、入社式は無事に終えることができました。

 

 

「入社式」の話をする上で、松濤学舎に欠かせないものがあります。

 

「指導」という言葉で表現されている団体生活におけるルール確認です。

 

松濤学舎では様々な年齢、大学、専門、などを持った方がいます。共通は佐賀県出身という点です。笑

 

そんな松濤学舎では、1〜4年生まで役割が与えられており、

 

その一つとして、2年生が1年生に指導をすることが伝統になっております。

 

入舎生一人一人に2年生の担当者がメンターとして動き、自己紹介や寮内でのルール確認を行います。

 

おそらく、100年ほど続いているこの「指導」には本当に感謝しております。2年生はこの「指導」を通して仲を深めることができると思います。

 

学校では絶対に話さないような友達とも、松濤学舎では嫌でも話さなければなりません。

 

そんな、松濤学舎のシステムは改めて素晴らしいと感じます。

 

新2年生たち!指導お疲れさん!

 

 

そして、1年生は入社式にて、練習した自己紹介を大きな声で行ってもらいます。

 

今年も、気持ちのいい声で自己紹介をしてもらいました。

 

 

 

 

入社式を終えて、2週間ほどが経ち先輩後輩も徐々に仲が深まってきている様子です。

 

これから、どのような寮になっていくのか楽しみです!!!

 

noteでも呟いているので覗いてみてください!

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我らの佐賀県民寮|藤井 祐聖|note

 

松濤学舎のことについて、書き始めたら終わりがないので、今日はこの辺で、笑

 

101歳の松濤学舎盛り上げていきます!!